「個人」を表現する道具として太鼓を叩く私にとって、
叩くたびに頭上で舞う羽根は「伝統」とか「魂」といった美辞麗句で形容される。
太鼓に対する規制概念を振り払うようで愉快だ。
けれど、クオリティの高い材料と「行くところまで行こう」というJAP工房との創作が、
作品に「伝統的」な風格を漂わせたことは素直に嬉しかった。
レナード LEO 衛藤